2025年4月28日に通算第11回目となる学術委員会を開催しました。
学術委員会では、日本在宅ケアアライアンス(JHHCA)加盟団体の委員を中心に、携わってきた調査研究結果や気になる知見など、広い意味で「学術」に関わることを話題提供いただき、グループディスカッションと全体ディスカッションを行なっています。
今回は、「世界における皮下輸液法の実際」と題して、石垣泰則委員(JHHCA副理事長)から報告いただきました。
「皮下輸液」とよばれる皮膚下に点滴をする手法については、血管点滴に比べて手技が容易である一方で、終末期ケアの意思確認や協働意思決定、倫理的な課題などが指摘されています。今回の発表では、海外での皮下輸液法の実際の状況を共有するとともに、日本での実際のありかたについて、さまざまな角度からの意見・議論が交わされました。
JHHCAの委員会活動ーーー
日本在宅ケアアライアンス(JHHCA)は、在宅医療をはじめとする多職種連携による在宅ケアの調査・研究ならびに会員間の連携強化を図るため、各種委員会を組織し、恒常的に活動を行なっています。