2025年3月24日に通算第4回目のデータブック委員会を開催しました。
データブック委員会では、在宅医療・ケアに関わるデータを収集・把握し、相互利用・外部提供できるよう整理する作業を進めています。
今回は、日本在宅ケアアライアンス(JHHCA)におけるデータ事業の経緯について、「在宅医療の基礎データ集(2023年度作成)」に基づいて共有しました。また、JHHCA内で、在宅ケアについての研究や知見の情報交換を進めている「学術委員会」との連携も積極的に行なっていく方向性を議論しました。
つづいて、以下の4委員からの話題提供を受け、ディスカッションを行いました。
「訪問リハビリテーションの制度と課題」
鈴木修 委員(日本訪問リハビリテーション協会)
「国診協版 在宅栄養ケアマニュアル 口から食べる楽しみを支援するために」
東條環樹 委員(全国国民健康保険診療施設協議会)
「入院時の摂食嚥下指導の遵守困難性と退院後訪問リハビリテーションによる遵守率向上について」
久富護 委員(地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワーク)
「行橋市内 高齢者施設からの救急要請・搬送件数等について」
矢津剛 委員(日本ホスピス緩和ケア協会)
多職種の視点ですでにあるデータを共有していけることは、非常に重要であり、JHHCAとして在宅ケアに携わる専門職や、さらには市民に開かれた情報発信のあり方を引き続き検討することとなりました。
なお、全国国民健康保険診療施設協議会が作成する「口から食べる楽しみを支援するために」は公式ウェブサイトにて閲覧・ダウンロードできます。
https://www.kokushinkyo.or.jp/index/tabid/757/Default.aspx
JHHCAの委員会活動ーーー
日本在宅ケアアライアンス(JHHCA)は、在宅医療をはじめとする多職種連携による在宅ケアの調査・研究ならびに会員間の連携強化を図るため、各種委員会を組織し、恒常的に活動を行なっています。