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栃木市にて第8回地域在宅食支援ミーティング開催|新田理事長が講演

日本在宅ケアアライアンス(JHHCA)が栃木市の医療・介護関係者と協働し実施している「地域在宅食支援ミーティング」の第8回が2025年8月20日、栃木市保健福祉センターにて開催されました。

 

今回は、JHHCAの新田國夫理事長が講演し、その後グループミーティングを行いました。

 

新田理事長は、過去に東京都立川地域にて都保健所の取り組みとして食支援の取り組みを行った際の実績と、そこから見えてきた課題を取り上げて講演しました。

特に、在宅で食支援を行う際、嚥下内視鏡を活用した摂食嚥下評価が有用ですが、そのことが当時は十分に知られておらず、いかに事業の構築が困難だったか、そして地域での食支援の取り組みを進める上で「課題は何か」を明確にしていくことの重要性について言及しました。

さらに、栃木市は85歳以上高齢者が約8000人在住しているとされていますが、これらの方々が「最後まで口から食べられるまちづくりを推進していってほしい」と述べ、講演を締めくくりました。

質疑応答では、「管理栄養士のスキルアップに何が効果的か」との問いに対して、事例検討の重要性が示されました。

 

 

この日は、栃木市地域包括ケア推進課長より多職種連携のための社会資源「栃木市医療・介護・地域資源総合検索サイト」の情報提供があり、今後、食支援の取り組みにも活用していけるよう検討していくことが確認され、大変有意義な会となりました。