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2026年度事業計画

2026年3月25日に開催した令和7年度第2回定時理事会にて、2026年度(令和8年度)の事業計画が承認されましたので、ご紹介します。

調査・研究・政策提言事業(定款4条1項)

【地域包括ケアにおける在宅医療・ケアの深化】

(1)災害〜災害対応の多職種ネットワーク活動〜

【担当】武田副理事長―平原副理事長・蘆野理事

JHHCAの災害対策委員会における情報共有体制の整備、及び、国の「災害対応に係る保健医療福祉関係団体連絡会議」への参画を目標に、国との情報交換を行う。

 

(2)食支援〜地域への実装〜

【担当】平原副理事長―太田理事長補佐・武田副理事長

2025年度に実施した、栃木地域における地域実装の結果を分析し、地域のシステム化の方法論を構築するとともに、それに基づいて、全国の地方自治体に横展開できるモデルづくりを行う。また、アライアンスとしての食支援の概念およびチェックリスト等を、実践面での課題に総合的に対応できるように検討・改訂していく。

 

(3)小児の地域包括ケア〜提言の具体化〜

【担当】蘆野理事―蒲原理事・奈倉委員

既存のJHHCA小児検討会の加盟団体推薦委員に加えて、各地域で小児や医ケア児への在宅ケア、医ケア児コーディネーターとして活動している多職種のネットワーク化を図る。特に、必ずしも小児在宅が先進的に行われていない、または関連資源が乏しい地域等における課題や事例を取り上げ、「小児の地域包括ケア提言」(2025年度事業成果)を活用しながら、意見交換および地域実装を検討する。

 

(4)全国の在宅医療・介護連携の事例検証と新たなモデル

【担当】石垣副理事長―平原副理事長・草場理事

2040年に向けた、新たな連携のモデルを構築するために、2025年度の3事例(志村大宮病院・山形県鶴岡市・東京都豊島区)の視察に引き続き、全国の好事例を視察・分析していく。特に、過疎地、中山間地域など、今後、高齢化が進むとともに、生産年齢人口の減少と医療・介護人材の不足が顕著な地域において機能するシステム、また、東京都以外の大都市などの実態も把握し、モデルを検討する。

 

(5)在宅医療・介護連携コーディネーターのネットワーク化(新規)

【担当】武田副理事長―蘆野理事・医療介護連携コーディネーター

2025年度の老健局補助金事業で、関東信越厚生局管内10都県を中心にのべ193名(12月現在)の在宅医療・介護連携コーディネーターに研修を実施した。2026年度、全国のコーディネーターの中核的メンバーを中心としてJHHCAにおいて委員会を立ち上げる。特に、老健局事業で実績がある関東甲信越地域のコーディネーターを中心に全国のコーディネータ―のネットワーク化を図り、プラットフォームを構築する。今年度は、日本在宅ケア・サミット2026の場に於いて交流集会を開催する。

 

【在宅医療のQOL評価と医学教育への普及】

(6)「3つのLIFE」を軸にした在宅医療のQOL評価を使っての地域実装

【担当】飯島理事―石垣副理事長・大橋委員・荒井委員

2025年度、「3つのLIFE」のQOL評価指標として10項目をデルファイ法で作成した。自治医大の地域医療講座と協力し、栃木(またはJHHCA学術委員会委員の活動する地域)で、指標の地域実装と検証を行う。

 

(7)在宅医療の理念・コンピテンシーの作成と医学教育への普及

【担当】蘆野理事―JHHCA理事/井口理事(医学教育学会/勇美記念財団理事)

国の新たな地域医療構想等に対応し、地域の様々な課題に対応できる医師等在宅医療従事者の養成が急がれるが、とりわけ医師に必要な在宅医療の基礎的な理念・コンピテンシーが明確ではない。JHHCAにおいて、理念・コンピテンシーを含む『基本文書3(仮称)』の作成を行う。地域医療・医学教育の専門家等の有識者と意見交換し、日本内科学会・日本医学教育学会等の関連学会において暫定版の発表を行う。

 

【自主事業】

(8)在宅ケアに係る研究の推進とネットワーク化(学術委員会)

【担当】飯島理事―石垣副理事長・大橋委員・荒井委員

2024年度より継続している月例委員会を継続実施し、新しい取り組みや知見についての意見交換と学術・研究面におけるネットワークを発展させる。

 

(9)在宅ケアに係るデータとエビデンスの収集・活用(データブック委員会)

【担当】武田副理事長―飯島理事・草場理事―高橋(事務局)

学術委員会その他の委員会事業の成果および国等の公開データを収集・整理し、「在宅医療の基礎データ集(2025年度版)」の改訂・更新を行い、Web等を中心とした活用・発信を行う。

加盟団体間の連携強化・情報発信・広報活動事業(定款4条2,3,5項)

【在宅医療の普及啓発】

(10)日本在宅ケア・サミットの企画・運営

在宅ケア・サミットは開催5年目を迎え、毎年、在宅ケアにかかわる複合的・実践的課題をテーマとして取り上げてきた。昨年度より勇美記念財団と共催で企画・運営を行なっている。今年は「紡ぎ・つなぎ・結ぶ−夢と人生を織りなすケア−」をテーマとし、講演・実践報告・提言・シンポジウム・モーニングレクチャー・交流セッション等の多彩な形式で、在宅ケアの進展に資する新たな方向性を示すなどの内容とする。同時に、正会員・賛助会員団体や関係者・有識者・当事者が集い、研鑽や交流を行う機会・場としていく。

 

(11)在宅医療推進フォーラムの企画

 在宅医療推進フォーラムは、昨年第21回開催を迎え、真に質の高い在宅医療の普及の場としての役割がますます望まれる。「暮らし」と「地域」をテーマに内容やあり方のさらなる検討を進め、企画委員会並びに小委員会の運営に携わりながら、国民に広く、在宅医療に関する情報提供と普及を行なっていく。

 

【自主事業】

(12)広報活動の充実と発展(機関誌, web, SNS)

広報活動の充実とさらなる発展を図る。

1)季刊会報誌『Nexus』の発行:多職種の顔の見える活動紹介、国際的視点からの在宅ケアなどの情報提供

2)ホームページの充実:定期的なブラッシュアップ、加盟団体の活動(ブロックフォーラム、年次大会、研修等)情報の一覧化等

3)SNS(Facebook)によるアライアンス・各団体のタイムリーな情報発信